便(うんち)の色・状態で健康や病気が確認できる
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グミにゃん:
毎日の「便」で健康状態を調べる方法はないの? |
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ねこ茶:
「便」の形や色によって、身体の状態を知る方法がある。 「黒い便」は健康状態が悪い…とかじゃ。 |
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メイにゃん:
もし、「悪い便」がでたら病気なの? |
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ねこ茶:
一時的に体調が悪い場合もある。 「悪い便」が継続しているかを確認するのが大事じゃ。 |
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グミにゃん:
「悪い便」が毎日続くようだと、病気の可能性を疑えってことだね。 |
健康状態を便の色・形で確認する
便(うんち)は、自分の健康状態を知る上で非常に役に立つ情報源です。
トイレで、便を観察する習慣をつけることで、病気を早期に発見することができます。
トイレで便をしたら、流す前に色や形を確認する習慣をつけましょう。
正常な便は以下の5つの要素をもっている
良い便とは、通常は次の5つの要素を満たしています。
- 色が薄すぎない、濃すぎない
- 便の量が多く、重みがありそう
- 太くて柔らかい(しっかりとした形がある)
- 臭いがあまりしない
- トイレの水に浮く
これらの5つの要素が満たされていれば、まず健康な状態の便といって良いでしょう。
もし、悪い便が続くようならば、食事や生活習慣に問題がないかを確認し、見直す必要があります。
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便(うんち)の色と形で「良い」「悪い」を判断できる
良い便の5つの要素のほかにも、便が良いか悪いかを判断する様々な要素があります。
便の色や形を詳しく分類すると、体の状態や、病気の可能性などを判断することが出来ます。
下の表を参考にして、毎日の自分の便に問題がないかどうか確認してみましょう。

(参考資料:「平田雅彦の切らずに治す痔の本」…著者:平田雅彦[2010年]より引用)
便秘になっても「下剤」に頼ってはいけない
医師の指導のもとで下剤を処方されて飲むことには問題はありませんが、自分で市販薬の下剤を買ってきて常用するのは、とても危険なことです。
下剤には副作用があり、長期間飲み続けていると自力で排便が出来なくなる可能性があります。
下剤は、飲む前に「いつまで飲むか」を判断する必要があり、そのために医師の指導が必要です。
「便秘」と「下剤」のタイプが一致しないと逆に悪化する
下剤には「便を柔らかくするもの」、「腸を刺激するもの」など様々なタイプがあり、便秘の原因にも「痙攣性便秘」、「便が硬くなる便秘」など色々なタイプがあります。
キチンと自分の便秘症状にあった下剤を選ばないと、下剤を飲むことで逆に「便秘」が悪化します。
特に、「便秘」が長期間続いている場合は、必ず医師の診断を受けてから「下剤」を使うようにしてください。
一時的に下剤のお世話になる場合でも、医師や薬剤師に「便秘」の症状を説明して薬を処方してもらいましょう。
下痢が続く場合は、早く原因をつきとめる
特に体の具合が悪いわけでもなく、病気でもないのに「下痢」が続く場合は、早めに原因をつきとめることが大切です。
まず、下痢が続いている人は以下のことに当てはまらないかを確認します。
- お酒(アルコール)を頻繁に飲む習慣がある
- 唐辛子、香辛料、わさび、濃い味付けの食べ物をよく食べる
- コーヒーなど刺激が強い飲み物をよく飲む
- 冷たい飲み物、食べ物を頻繁に食べる
- 身体、お腹が冷える状態を続けている
- インスタント食品、加工食品ばかりを食べている
- 睡眠不足や不規則な生活が続いている
これらの項目のうち、一つでも当てはまるも項目があれば改善して、便の状態が回復するか確認します。
健康的な食生活、生活習慣を維持しているのに「下痢」が続く場合は、病気の可能性を考えて内科医に相談し、原因を調べてもらうことをおすすめします。
「下痢」が長期間継続すると「痔ろう」「切れ痔」等の「肛門の病気」を引き起こします。
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