いぼ痔・内痔核の硬化剤注入療法は、麻酔無しで日帰り処置が可能
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グミにゃん:
いぼ痔・内痔核の硬化剤注入療法は日帰り処置が可能なんだね! |
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メイにゃん:
日帰りで出来るなら、治療もあっという間に終わるのね! 良い治療法じゃない! |
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ねこ茶:
硬化剤注入療法は、利便性の高い治療法じゃが、あくまで一時的な処置じゃ。 |
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グミにゃん:
つまり、すぐに再発しちゃうの? |
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ねこ茶:
効果は1年程度は持続するが、いずれは縮めた血管が広がって元に戻ってしまうんじゃ。 |
痔核(内痔核)の硬化剤注入療法とは?
内痔核が大きくなり出血が繰り返される場合にはフェノールアーモンドオイルという硬化剤を、痔核の血管に注射し、出血を止める治療を行います。
この硬化剤によって、痔核が固まり、患部が縮まり症状が治まります。
内痔核ができる直腸粘膜は痛覚が無いため、麻酔無しで行える簡単な治療法です。わずかな時間で処置が完了するので、外来で処置を受けることも可能です。
内痔核がある直腸の粘膜は、痛みを感じないため、針を刺しても痛くありません。肛門を傷つける心配も無く、2ccくらいの硬化剤を患部に注入するだけなので、すぐに処置を終えることが出来ます。
比較的、短期間で再発するので、いぼ痔・内痔核の根本的な治療法ではありません。
痔核(内痔核)の硬化剤注入療法の手順
硬化剤注入療法は、主に内痔核が大きくなり、出血を繰り返すようになっているのに入院して手術を受けることが出来ない人に対して用いられます。
麻酔無しで、肛門鏡で肛門を広げ、内痔核根元と血管周囲に注射する
肛門鏡で肛門を広げて、出血している「内痔核の根元」と「内痔核に繋がる血管周囲」に硬化剤を注入します。
この際、麻酔処置は行いません。
硬化剤の注入により血管が狭くなり、内痔核が小さくなる
硬化剤の注入により血管が狭くなり、血液量が減った内痔核が小さく固まり、縮小します。
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硬化剤注入療法のメリット
- 麻酔の必要が無く、短時間で処置が終わります。
- 日帰りの外来処置が可能です。
- 手術による切除や入院無しで、進行した内痔核の症状を改善できます。
硬化剤注入療法のデメリット
- あくまで一時的な処置であり、効果は数か月~1年ほどしか続きません。
- 排便時にいきむなど肛門に負担をかけ続けると縮めた血管が徐々に広がります。
- 治療後、すぐに再発する可能性もあります。
- 何度も硬化剤注射を繰り返していると効果が薄れていきます。
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