大腸癌(がん)の初期症状は「痔」と似ている

日本人の大腸ガンは年々増えている

グミにゃん:
どうして最近の日本人には大腸ガンが多いの?
ねこ茶:
食の欧米化によって、肉などの高脂肪の食べ物が増え、
野菜などの食物繊維を食べなくなったからじゃ。
メイにゃん:
大腸がんにならないためには、どうすれば良いの?
ねこ茶:
高脂肪の食べ物を控えて、代わりに食物繊維の多い食事にすることじゃ。
福にゃん:
ヨーグルトなどを毎日摂取して、腸内の善玉菌を増やすことも大事ニャ!

大腸がんは、便が溜まる場所で発生しやすい


大腸とは、全長約1.5mあり、盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸までの器官のことです。

その大腸の中で「大腸がん」が最も発生しやすいのは「直腸とS状結腸」で、二次胆汁酸などの老廃物を多く含んだ便が溜まる場所です。
ですが、昔は癌の発生が少なかった上行結腸や下行結腸にも癌が多く発生するようになっています。

 

大腸がんの初期症状は「痔」と非常に似ている

大腸がんの症状に出血や血便というものがあります。
これは痔の症状とよく似ているために、そのまま放置されてしまう原因となっています。

肛門からの出血や血便が長期間続く場合は、必ず医師の診察を受けて大腸ガン検査を受けることが大切です。

 


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大腸がんは主に2つのタイプで発生する

■ポリープ型

大腸がんの約95%を占めるのが「ポリープ型」です。
大腸の粘膜からキノコのようにポリープ(腺腫)が隆起し、そのポリープの一部がガンに変化するタイプです。

ポリープの全てががん化するわけではありませんが、10mm以上のポリープは切除を行います。5~10mm未満のポリープは、形状などから医師が切除の必要性を判断します。

■扁平型

扁平型は早期発見が難しく、内視鏡検査で発見されることが多い癌です。
粘膜の平らな部分がガン化するのが特徴です。

 

絨毛腫瘍(じゅうもうしゅよう)もガン化する可能性がある

肛門から内痔核が脱出するのと似た症状に「絨毛腫瘍」という病気があります。
絨毛腫瘍も全てがガン化するわけではありませんが、可能性がある以上、医療機関では切除手術が行われます。

 


大腸がんが発生する原因は?

大腸ガンの原因となっているのは、高脂肪食品を摂取することで大腸で発生する二次胆汁酸です。

まず高脂肪食品を食べることで、脂肪分解のために「肝臓→小腸」へ多量の胆汁が分泌されます。
その胆汁が大腸に流れ込むと、今度は腸内細菌が胆汁酸を「二次胆汁酸」に分解します。
この時発生した「二次胆汁酸」が、ガンを促進させる働きがあります。

つまり、沢山の高脂肪食品を摂取すると、多量の「発がん促進物質」が大腸で発生することになり、大腸がんの可能性が高まるのです。

これに対して、食物繊維は大腸内で発生した「発がん促進物質」を体の外へ排出する作用があるので、大腸がんのリスクを低減させます。

最近の日本人は食べ物の欧米化が進み、「高脂肪」「低食物繊維」の食事が多くなっているため、大腸がんが増加傾向にあります。

 


食物繊維が「大腸がんリスク」を減らす

イギリスのバーキット医師は、大腸での便の滞留時間と「大腸がん」の関係を研究し、食物繊維がガンの発生を予防することを明らかにしました。

バーキット医師が着目したのはアフリカの農民の大腸がんの少なさです。
そして、イギリス人とアフリカの人との違いを比較しました。

■イギリス人の学生
  • 排便量: 平均104g
  • 消化器官通過時間: 平均73時間
■アフリカの農民
  • 排便量: 平均470g
  • 消化器官通過時間: 平均36時間

イギリス人の消化器官通過時間は、アフリカの人の倍近いですが、小腸を通過するまでは、殆ど同じでした。
滞留時間の差は「大腸」で大きく表れ、イギリス人はアフリカの人の2倍以上も大腸に便を滞留させていることが分かったのです。

便が大腸に留まる時間が長ければ長い程、便は悪玉細菌によって腐敗し、発がん性物質や有害物質を発生させます。加えて、発がん性促進物質となる「二次胆汁酸」も大腸に長く留まることになります。

アフリカの農民はイギリス人よりも「食物繊維」の摂取量が多かったため、大腸から短時間で老廃物を排出していました。

このバーキット医師の研究結果から、食物繊維が便秘の解消に役立ち、便秘解消が「大腸がん」をリスクを減らすことが分かりました。

 

食物繊維が「大腸がんリスク」を減らす

大腸内の善玉菌(ビフィズス菌など)が多いと、発がん性物質の発生を抑えてくれます。
フィンランドのクオピオ住民は、腸内善玉菌が圧倒時に多いことで、近くに住むコペンハーゲン住民よりも大腸がんの発生率が低くなっています。

腸内細菌には食べ物や胆汁酸を「発がん性物質」へと分解する悪玉菌と、発がん性物質を抑える善玉菌がありますが、その数は約100兆個で、人間の体細胞60兆個を遥かに凌駕しています。

腸内細菌は人間の体細胞の2倍もの量であるため、人間の病気や老化現象の大きな影響力を持っていて、腸内細菌の80%以上を善玉菌にすることができれば、便秘でも下痢でもない理想的な状況が約束されます。

排便回数に問題がある人にビフィズス菌入りヨーグルト100mlを毎日飲ませたところ、10日以内に多くの人の排便回数が増え改善したという報告があるほど、善玉菌は体調改善に影響があります。

 


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