孤独感に苦しみ、淋しさで辛い想いをしている人へ
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メイにゃん:
はぁ~。 私ったら独りぼっちで寂しいわ。 |
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ふくニャン:
メイにゃんは、独りじゃないニャ。 メイにゃんのことを大切に思っている人がいるニャ。 |
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ねこ茶:
そうじゃよ! ワシは、メイにゃんの世話をしているから「孤独」を感じないのじゃ。 |
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メイにゃん:
えへへ! 何か照れるな~! |
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ねこ茶:
あっ、いや…。 別に褒めてはおらん…。 |
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グミにゃん:
「孤独」を感じるのは、意識が「自分の方」だけに向いているからだよね! |
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ねこ茶:
自分以外の誰かを想う「優しさ」が芽生えれば、心から「孤独感」は消え去るのじゃ。 |
寂しい、孤独、辛いと感じた時、これまでの自分を振り返る
生きがいも、人生の目的もなく、ただ生きている意味が分からず、どうしようもなく不安になることはないでしょうか?
インターネット検索での「孤独、寂しい、辛い、苦しい、助けて」などの悲痛なキーワードが多く観られるように、今現在もきっと、多くの人が孤独感を感じながら不安に苛まれているのだろうと思います。
今、この文章を書いている私自身も現在「孤独な環境」にあり、現時点(2017年)で7年目に入りました。 年齢も40を超えているのに、全く展望も将来性もない、完全に詰んだ人生を歩んでいる最中です。
ですが、私は「孤独な状態」ではありますが、「孤独感」はあまり感じていませんし、「人生に絶望」もしていません。
私は、「今の状態」を経験することにも「価値」があると考えているからです。
孤独なのは「自分」で選んだ結果
孤独感というのは「ある日、突然発生する」というよりは、それまで自分の「生き方」が招いた結果だと私は考えています。つまり自分で蒔いた種の「果実」なのです。
「孤独感」や「寂しさ」に打ちのめされる状況を作り出す、もっとも大きな原因は「利己主義」だと思います。「自分の幸せ」、「自分の得」、「自分の欲求」を満たすことを最優先に生きれば…生きようとすれば、必ずやってくるのが「孤独感」と「喪失感」です。
ですが、「孤独感」と「喪失感」を感じ始めた人は、恵まれています。
なぜならば、今後の生き方をどうするのか「考える機会」を与えられたのですから。
人は、本当に「挫折感」を味わった時しか「真剣に人生」を考えようとはしません。
もし、中高生に「孤独」と「寂しさ」について語ったら、きっと居眠りし始めるでしょう。人は、自分で「苦しみ」に直面し、「痛み」を背負うまで、いい加減な「生き方」をするのです。
さて、「孤独感」と「寂しさ」に打ちのめされた人は、これからの「生き方」をどうするのか? 将来の自分はどうありたいのか?
真剣に考え、今後の生き方を決める準備ができたのです。
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自分が「何を望む」のか、問い返してみる
今、孤独感に苛まれている殆ど人は、「誰かのために一生懸命何かをする」ということは、あまりしてこなかったのではないでしょうか?
「誰かのため」というのは、仕事でお客様の相手をするという事ではありません。
無償で、自分の利益が一切ない立場で、誰かのために汗を流したり、犠牲になることです。
「情けは人の為ならず」という言葉の意味を思い出してください。
「誰かのため」に一生懸命に尽くしてきた人には「孤独」は、なかなか巡ってこないものです。
「孤独感」と仲良しになる人の多くは「自分のため」に生きてきた人です。
ここで、貴方は自分で選択することが出来ます。 このまま「孤独の道」を歩み続けるのか、「利己心」を捨てて「誰かの為に生きる」のか…を。
「高級霊シルバーバーチ」が語る「人間性」と「人生の苦しみ」 |
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●質問者: 人の「人格の高さ」や「性格の良し悪し」はどのようにして決まるのでしょうか? ●質問者: つまり、人間の人格・性格は「過去の行い」によって「自動的」に定まっていくのですか? 〇シルバーバーチ: 「わたしのいう摂理とは、自然界の法則という意味です。原因と結果の法則、因果律です」 「自分第一の生活を送れば、その人の霊性にいじけた生活の結果が色濃く出てきます。利己的生活はいじけた霊性を作り出すように摂理が働くからです」 「反対に、自分を忘れ、人を思いやる生活を送れば、霊性が発達します。そういうように摂理ができ上がっているのであり、そこに例外はありません」 ●質問者: では、今の自分の人格・性格・個性は自身に全責任があるのですか? 〇シルバーバーチ: 「現在のあなたは、これまでのあなたの行為・・その身体で行ったこと、心で行ったこと、つまりはこれまでの生活全体の総合結果であるということです」 「人間霊の本来の姿は地上にいる間は見えませんが、死の敷居をまたいで肉体から切り離された瞬間から、その有りのままの姿がさらけ出されます」 「地上生活中に自分でこしらえた個性をそっくりそのままたずさえて、こちらへ来られます。あなたにとっての本当の財産とは、地上での日常生活で発揮した霊的資質だったのです。だからこそ摂理は公平なのであり、分け隔てがないのです」 ●質問者: 性格を変えるための「特別な方法」とかはないのでしょうか? 〇シルバーバーチ: 「私たちは因果律という絶対的な摂理を説きます。つまり誰一人としてその神の摂理のウラをかくことはできません。ごまかすことはできません」 「自分が自分の救い主であり、贖い主であり、自分の過ちには自分が罰を受け、善行に対する報酬も自分が受けると説くのです。また神の摂理は機械的に機能し、自動的に作用すると説きます」 「すなわち親切、寛容、同情、奉仕の行為が自動的にそれ相応の結果をもたらして霊性を高め、反対に利己主義、罪悪、不寛容の精神は自動的に霊性を下げます。みっともない執行猶予も安価な赦免もありません」 ●質問者: 摂理に完全にのっとった生き方をすれば、神の慈悲がわかるのでしょうか? 〇シルバーバーチ: 「もちろん、そういうことになります。ですが、そこまでに至る過程は永遠なのです。そのうちあなたも、地上人生を明確な視野のもとに見つめ直す時がまいります。その時、苦難こそ最も大切な教訓を教えてくれていること、もしもあの時あれだけ苦しまなかったら、悟りは得られなかったであろうことを、しみじみと実感なさいます。辛い教訓ではあります。が、教訓とはそういうものなのです」 「神とは摂理のことです。究極においては慈悲深い配慮が行きわたっておりますが、そこに至る過程においては日照りの日もあれば雨の日もあり、雪の日もあれば嵐の日もあり、穏やかな日もあれば雷鳴の轟(とどろ)く日もあり、酷暑の日もあれば酷寒の日もあり、それがすべて法則によって支配されているのです」 |
※ねこ茶が「シルバーバーチの霊訓」(摂理)に従った生活を始めて、2年後[2018年] |
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自分を最優先にして生きることが「孤独」を招きやすい理由
では、なぜ「自分のためだけ」に生きると、「孤独感」を招きやすいのでしょう?
下の図は、「不幸・苦難・悲しみの原因は自分で作っている」と同じものです。
「不幸・苦難・悲しみの原因は自分で作っている」では「因果律」「因果応報」について説明しましたが、「自分のためだけ」に生きることについても、この図で説明できます。
世界の全ての魂(霊)は、最初から繋がっていますから、自分以外の他者へ向けて「優しさ」や「愛情」を向ければ、決して「孤独」にはなりません。ですが、図のCさんのように「自分自身にだけ意識」を向けていると、他者との繋がりを感じられなくなるのです。
これが人が「孤独」になる理由です。ですが、実は「孤独で苦しんでいる人」も、どんな時でも、現在でさえも他者と繋がったままです。
「与える側」にならなければ、「価値ある人生」を得られない
実は孤独と絶望的な状況の中、私が「孤独感」を感じていないか、答えを述べてしまいました。
私が、「孤独感」を感じないのは「メイにゃん」の世話をしているからです。
近所の家に捨てられて、子猫の時にも人の手で可愛がってもらった経験がないため、極度の人嫌いの猫でした。今でも人嫌いのままですが、最近は私に積極的に話しかけてくれるまでになりました。
私は、この猫(メイにゃん)を完全に保護して、家で飼ってあげるという目標があるため、「孤独」や「絶望」を感じることはありません。そんな事より、冬の寒い日に、メイにゃんが「凍えていないか」の方が重要です。
私は、7年間にも及ぶ閉鎖的、絶望的、困窮状態の中で、苦しい時にこそ、「誰かを助けること」が、「自分への救済」となることを知りました。もちろん、最初の頃は、そんな余裕は持てずに「福にゃん」などに冷たくしていました。
ですが、自分以外の「誰かのため」に歩み始めた瞬間に「人」は「孤独」ではなくなります。
自分から誰かに「与えよう」とした瞬間に、「孤独感」は心の中から消滅し、次第に「喜び」を得られるようになります。
そして「誰かに与える事」は「自分が得る事」だと実感できるようになります。
すべては等価交換、与えることは「得ること」、得ることは「失うこと」
シルバーバーチは「埋め合わせの摂理」と呼んでいますが、私の場合は「等価交換」という言葉を好んで使います。
人は、人生において「何かを一方的に得られる」と思いがちですが、実際は「“何かを得た”時には“何かを失い”」、「“何かを失った”時には“何かを得ている”」のです。
人は、そのことに考えた至らずに、人生の中で「何かを得たつもり」で得意になってしまい、「代償として失ったモノ」に気づかずに、後で苦しむことになるのです。
分かりやすく、例え話をいくつかあげると、
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つまり、私たちは「何か便利なモノ」「豊かさ」「快適」を得た時にも有頂天になどなれないし、「大切なモノ」を失った時でさえ、絶望する必要はないのです。
そして、人が誰かに「与える」ときには、同時に「得て」います。
寂しい・孤独・辛い時こそ、「価値ある人生」を生きている瞬間
これから書くことは、受け入れられない人がいると思いますが、受け入れられる人だけが読んでください。
私たちが、「生きる」ということにおいて「苦しみ」という要素は絶対に切り離すことのできない不可欠な要素です。
人がこの世で「人生を歩む理由」「生きる意味」は、「苦しみ」を含めた、あらゆる経験を積むことです。
あらゆる…というのは、人間における一生の全ての経験を積むために、私たちは生きています。
アメリカの精神科医が患者の「前世記憶」を呼び覚ました事を記した書籍「前世療法」のキャサリン(27歳の女性患者)は「70数回目の転生」と述べました。
キャサリンは、その後の治療の催眠中に、何度も「過去生」の人格に変わり、古代・中世の様々な知識、大戦中の経験、この世の摂理などを語りました。
そして、人が「生きる意味」を問われた時に、「あらゆる人生を経験するため」と答えています。
1850年代(仏国:「霊の書」)、1870年代(仏国:「霊訓」)、1920年代(英国:「シルバーバーチの霊訓」)、1960年代(英国:「500に及ぶあの世からの現地報告」)等、これまで世界で記録の残っている「霊との交信記録」でも同様のことを霊達が述べています。
私たち人間は、何度も転生を繰り返し、気の遠くなる時間をかけて、男女の人生、幸せ、苦しみ、快楽、痛み、豊かさ、貧困、絶望、孤独、病気、健康な身体、障害のある身体…すべてを経験して成長するために生きています。
その魂の成長とは、「利己心」を捨て去り、「優しさ」や「利他愛」を身に着けていくことです。
魂(心)の本性は、何かを切欠にして一瞬で「変化」するということはできないので、様々な人生を歩み、自ら一つ一つ経験して積み上げて霊性を高めていきます。
ですから、今、この文章を読んでいる方が「苦しみ」の真っ最中にあるのでしたら、今が階段を上がる時です。 その「痛み」を感じている時、宝石のような価値ある瞬間を生きているのだと考えてください。
そして一度、成長した人の魂は決して後戻りしません。(アラン・カルデック「霊の書」より)
人の魂は、一度、その「苦しみ」を乗り越えることができたら、次は何度、生まれ変わっても「同様の悩み」で苦しむ事は無くなります。
「魂は決して退化しない」、「魂が階段を上ったら再び降りることはない」という言葉に、私もとても勇気づけられました。
今、感じている「苦しみ」は、永遠を生きる魂にとって「たった一度きり」の経験です。
その「苦しみ」は、他者の「苦しみ」を理解するために必要なことなのです。
そして、それを乗り越えた時、きっと貴方は「孤独で苦しむ誰か」に手を差し伸べるようになっているでしょう。
高級霊シルバーバーチの勇気の貰える言葉
- 「痛みも苦しみもない人生、辛苦も悲哀もない人生、常に日向を歩き、日陰というものがない人生を送る人は、地上には一人もいない。」
- 「地上のいかなる体験も、それに正しく対処し正しく理解すれば、必ずや人間にとってプラスになる。」
- 「いわれのない苦しみを被っている人も、過去において何らかの摂理に反したことをしているから、今の苦しみがある。苦しみを味わってこそ摂理がわかる。それが因果律である。」
- 「たとえ、苦しみだけの一生であっても、永遠の霊的生命からみれば一瞬の火花のようなものである。」
- 「無私の人生によって培(つちか)われた性格は、転生しても残り続ける。」
- 「日向でのんびりと寛ぎ、何の心配も何の気苦労も何の不安もなく、面倒なことが持ち上りそうになっても自動的に解消されてあなたに何の影響も及ぼさず、足もとに石ころ一つなく、自分でやらねばならないことが何一つ無いような人生を送っていては、(魂の)向上進化は少しも得られません。」
- 「困難に遭遇し、それに正面から立ち向かって自らの力で克服していく中でこそ成長が得られるのです。いかなる人間も自分で解決できないほどの問題はけっして与えられません。 克服できないほど大きな障害は生じません」(※内在する神性が発揮されるような心掛けをしておれば)。
おまけ: この世に孤独な人間は一人もいない
人は、この世に何度も転生を繰り返して、多くの人と関係を築いています。
そして、その「絆」は今も結ばれたままなのです。
前世の親友、前世の恋人、前世の子供、前世の両親…多くの人が貴方と深い深い絆で結ばれています。今、この世にいない人でも、いつも貴方の近くに寄り添っています。
魂の絆については詳しくは、「前世療法」や「シルバーバーチの霊訓」をお読みください。


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