「痔」以外のお尻・肛門周辺が「痛む・痒い・腫れる」病気

「お尻の穴が痛い、座ると肛門が痛い、しこり・できもの・腫れ」の痔以外の原因

メイにゃん:
お尻の病気って痔の他にはなにかあるの?
ねこ茶:
有名なのは「大腸がん」じゃが、その他にも色々あるから自分で判断せずに、
まずは肛門科に行ってみることじゃ。
メイにゃん:
でも、肛門科って行くのに、かなり抵抗あるわよね?
ねこ茶:
お尻に疾患を抱える前は、皆、肛門科は自分とは無縁な病院だと思っておるよ。
ワシも肛門科など一生行くことはないと思っておった・・・
グミにゃん:
肛門の病気は、初期症状からの治療の方が完治しやすいものばかりだから
悪化する前に勇気を出して病院へGOね!

その他のお尻・肛門周辺の病気

肛門周辺の痛み、かゆみ、異変には痔のほかにも様々な病気があります。
症状が痔と似ているため、間違いやすいですが、病気によっては緊急手術になる場合もあります。

自分で原因を特定することは困難ですから、いつまでも症状が改善しない時は、肛門科を受診するのが解決の早道です。

お尻の穴・肛門周辺が痛い
お尻の穴・肛門周辺がかゆい
お尻の穴・肛門周辺に、いぼ、おでき(できもの)、しこり
腹痛、下痢、鈍痛などを伴う病気

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大腸ガンとは?

大腸ガンの中で最も多いのは直腸ガンで、S状結腸ガンが後に続きます。

●直腸ガン:大腸ガンの50%。
 症状は、出血、便秘、腹痛、便秘と下痢の繰り返し等です。
●S状結腸ガン:大腸ガンの30%。
 症状は、出血、残便感、頻繁な便意、便が細くなる等です。

大腸がん、直腸がんの一番分かりやすい症状は出血です。肛門に近い直腸ガンの場合は、初期症状から出血があります。症状がとても内痔核の症状に似ています。
肛門から6~7cm以上の距離があればガンの摘出手術を行っても人工肛門を避けることが出来ることができます。

肛門ガンとは?
肛門から約3cmにわたる管状の部分(肛門管)に生じるがんを肛門がんといいます。大腸がんの約4%程度ですので、肛門ガンの頻度自体は稀です。
肛門ガンは60~70才の人に多く見られる病気です。

 


肛門管ガンとは?

痔ろうを治療せずに放置した場合に、発生することが多いガンです。
肛門管ガンは、肛門の外側から発生しますが、症例はあまり多くはありません。

 


尖圭(せんけい)コンジローマとは?

男性では陰茎、包皮、女性では腟周囲、男女共通で肛門周囲に小さな乳頭状のいぼが増殖する病気です。イボは、多発、群生することが多く、ときには性器全体を多い尽くす程にもなります。痛みやかゆみ、分泌物を伴います。しばしば悪臭を放ち、ときには癌に移行することが分かっています。

尖圭(せんけい)コンジローマは、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染によってできます。潜伏期間は3週~8カ月で、HPVをもった相手との性行為によって感染することが多い病気です。

治療は、液体窒素で凍らせたり、イミキモドと呼ばれる薬を使います。イボが大きく成長している場合は手術によって切除することもあります。

 


肛門ポリープとは?

肛門ポリープは、腫瘍性のポリープとは違い、ガンになることはありません。慢性の裂肛(切れ痔)に伴いできることが多く、内痔核に並存することもあります。
小さいうちは症状がありませんが、大きくなってくると肛門から脱出して、裂けると痛みと出血を伴います。単独の場合は、局部麻酔で切除が可能です。

腺腫性ポリープの場合は、大腸ポリープと同じように「癌化」する場合があるので、10mmを超えるポリープは念のために病理検査します。

 


大腸ポリープとは?

大腸ポリープは、大腸粘膜の線組織が増殖し、肥大化して出来た腫瘍の一種です。ポリープが必ずガンに移行するわけではありませんが、大腸ポリープは、大腸ガンに移行すると考えられているので、発見された場合は切除する必要があります。

たとえガンに移行しないポリープであっても、腫瘍が大きくなると大きな出血を起こしたり、粘液を出したりするなど様々な障害が発生するので医師の指示に従って治療を受けなければいけません。

 


肛門皮垂(スキンタグ)とは?

嵌頓痔核(かんとんじかく)、血栓性外痔核(けっせんせいがいじかく)、裂肛(切れ痔)等が原因で肛門部が腫れて、その腫れが引いた後にシワが残ったものです。

肛門部に違和感、かゆみ、べとつきなどの症状がでます。大きく腫れたり、便秘などでむくむと痛みを伴います。
肛門皮垂の症状を改善することはできますが、肛門皮垂自体はなくなりません。生活に支障を来たす場合は切除します。

 


脱肛とは?

脱肛には、内痔核が一部脱出するものと、直腸や肛門が全周囲に渡って脱出するものがあります。後者は重症な場合は直腸が反転して直腸壁全層が約10~20cmも肛門から飛び出します。

生まれつきの体質で発生する場合と、加齢により肛門や直腸の支持組織が衰えることによって発生する場合とがあります。
女性の場合は、度重なる出産が原因で痔が悪化した際に起こる場合があります。

子供の場合は、成長するにしたがって治る場合がありますが、成人の場合は自然に治癒することは無いので、病院で処置、手術を受ける必要があります。

 


肛門掻痒症とは?

肛門掻痒症は肛門部にかゆみを伴う病気の総称で、原因がつかめないものと、原因が存在するものとがあります。
最近は、洗浄便座を使って肛門の奥まで洗いすぎることにより、肛門掻痒症を訴える人が増えています。

肛門掻痒症は、糖尿病、肝硬変や神経的な要因によるものから、痔核、痔瘻、脱肛、肛門ポリープ、肛門皮垂(スキンタグ)、寄生虫によるものなど様々な原因があります。
また、肛門に便の一部・分泌液が残っていたり、下痢や便秘による肛門の炎症も「かゆみ」の原因になることがあります。

かゆみが酷い場合、かくことで肛門周辺に傷がつき、雑菌や真菌に感染して症状がさらに酷くなります。

 


肛門周囲皮膚カンジダ真菌症とは?

カンジダ菌による感染が原因で起こる皮膚病の一種です。良く汗を各部位や風通しの悪い部位に出来やすい皮膚病です。
ステロイド剤(痔の軟膏など)の長期使用、糖尿病、太った人に発生しやすい病気です。

 


毛巣洞(もうそうどう)とは?

尾てい骨のあたりに出来る腫瘍のような「おでき」です。数は1~複数など様々で、膿が出てくる穴も数か所できることがあります。

痔ろうとの違いは、穴が肛門内部へ続いていないことで、毛深い20代男性はホルモン活動が活発なため発症しやすい傾向があります。
治療は、手術によって「おでき」を除去することが多いです。

 


クローン病とは?

口から肛門にかけての消化器官に、潰瘍や肉腫ができます。食生活が欧米化したことが原因であると考えられていますが、まだ明らかにされていません。

患部に穴が開いて化膿したり、他の臓器と繋がったりしますが、手術で切除したとしても再発します。完全に治療するのが難しい病気で、腹痛・下痢・発熱・下血の症状があります。

さらに、患部が狭窄をおこして狭くなると、腸閉塞を起こし、肛門付近には痔ろうが出来ることがあります。「腸閉塞、痔ろう」が発生した場合は、外科手術を行います。

 


潰瘍性大腸炎とは?

ストレスや免疫機能の異常が原因で、大腸の粘膜に潰瘍・ただれができます。症状は直腸ガンと似ていて、下痢や出血をともないます。

初期症状は、突然、緩い血便が発生して、腹痛をともないます。その後、血液の混じった下痢を繰り返すようになります。

病気の原因が不明なため、治療は炎症を抑えることを目的として行われます。大量の出血を起こしたり、がんが発生した場合は、緊急手術が行われます。

 


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