意外と多いかもしれない猫ちゃんの痔・・・猫ちゃんの「痔瘻(痔ろう)」と「切れ痔」
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グミにゃん:
ねぇ、ねこ茶、痔は人間だけの病気って言われてるけど本当? |
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ねこ茶:
ワシもそれには疑問を持っておるんじゃ。 痔ろうの原因は下痢・軟便。 切れ痔の原因は便秘。 どちらも猫でも起こりうる症状じゃ。グミにゃんも「切れ痔」を経験しておる。 |
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メイにゃん:
つまり、人間の医者が私たちについてテキトーなこと言ってるって事? 何それ! 許せない! |
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ねこ茶:
・・・いや、結果として間違ってしまったと言うことじゃろうな。 |
猫ちゃんの「痔」って聞いたことありますか?
ねこ茶(私は人間です・・・一応)が痔を経験して、それをホームページにまとめたら、意外と多くの訪問者が「猫 痔瘻(痔ろう)」、「猫 切れ痔」という検索キーワードで、このサイトに入ってくることに驚きました。
人間の医者は、猫の痔の診察をしたことがないのに「猫(4本足の動物)は痔にならない」と本に書いてしまっていますが、実は多くの飼い主さんが悩んでいるのではないでしょうか。
考えてみれば、ねこ茶の家族である、グミにゃんも酷い「便秘」のとき、「切れ痔」の状態になりましたから、「下痢」に悩んでいる猫ちゃんも「痔瘻(痔ろう)」なってもおかしくはないんですよね。
猫ちゃんの「切れ痔」については、「猫ちゃんの便秘解消法」を参考にしていただいて、このページでは、猫ちゃんの「痔瘻(痔ろう)」について、考えてみることにします。
猫ちゃんに漢方薬の「なたまめ茶」与えてはどうでしょう?

人間の「痔瘻(痔ろう)」にも効くとされている健康茶の「なた豆茶」を与えてみてはどうでしょうか。
ねこ茶も、グミにゃんに「なたまめ茶」を与えたことがあります。(詳細は「猫ちゃんに「なたまめ茶」を飲ませる方法」ページへ)
「なた豆茶」には、カナバニンという物質が含まれており、強力な排膿作用、消炎作用があります。人間の場合は、蓄膿症、歯槽膿漏、鼻炎、花粉症、腎臓機能の改善のために用います。
膿を排出し、炎症を抑えるという効果は「痔瘻(痔ろう)」の症状改善にも用いられます(家庭の医学にも載っています)。
猫ちゃんに「なた豆茶」を与えて大丈夫でしょうか?
インターネットでも検索してみたところ、猫ちゃんに「なた豆茶」を与えている飼い主さんたちが多く存在しました。多くの飼い主さんは、口臭改善や歯槽膿漏・腎臓機能の改善のために与えているようです。飼い主さんの中には、獣医さんの指導の下で「なたまめ茶」を与えている人もいました。
■「なた豆茶」は、ノンカフェインの商品を選びましょう。
「なたまめ茶」は、基本的にノンカフェインですが、市販の「なたまめ茶」の中には「ブレンド茶」になっているものもあるので、必ず「ノンカフェイン」であることを確かめてから猫ちゃんに与えましょう。カフェインは、猫ちゃんの神経系に異常を引き起こします。
猫ちゃんにどうやって「なた豆茶」を与えるのでしょうか?
次に問題になってくるのが、どうやって猫ちゃんに与えるかですよね。50kgの人間が1日200ccの「なた豆茶」を飲むと効果があると仮定した場合、体重4kgの猫ちゃんには16cc飲ませなければならない計算になります。
ですが、猫ちゃんにとって16ccは、かなりの量です。猫ちゃんの薬用のスポイトが2ccくらいですから何度も何度も猫ちゃんの口に運ばなければいけなくなってしまいます。そんなことをしたら、多くの猫ちゃんは「嫌がる」ようになってしまいますよね。
どれくらいの量を与えたら良いのかは、動物病院の先生に相談した方が良いと思いますが、私がグミにゃんに与えた時は、1回2㏄×3(一日6㏄)で十分な効果がありました。さらに、お茶を濃く作れば、与える量を減らすことが出来ると思います。
猫ちゃんが、「なた豆茶」の臭い・味を嫌がらない場合は、猫ちゃんのご飯に混ぜて与える方法もあるようです。腎臓機能の改善のために、猫ちゃんに「なた豆茶」を与えている飼い主さんは「お茶漬け」にして与えています・・・とありました。
グミにゃんとメイにゃんに、なたまめ茶をかけたキャットフードを乾燥させてから与えたところ、2匹とも気づかずに食べてくれました。
猫ちゃんに「痔瘻(痔ろう)」の手術を受けさせるのは、あまり現実的ではありませんから、「なた豆茶」を使って症状を抑え続けるということになります。その場合、ずっと継続して「なた豆茶」を与え続けることになるわけですから、猫ちゃんにとってストレスにならない方法を飼い主さんが、工夫して見つけてくださいね。
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下痢の続いている猫ちゃんの場合は下痢対策も必要です
人間の「痔瘻(痔ろう)」についての解説をご覧になった方は、ご存知だと思いますが、「痔瘻(痔ろう)」の原因は下痢です。下痢などのゆるい便が肛門にある小さなくぼみ入り込み、さらに奥にある肛門線内で細菌が繁殖して、細菌感染してしまうと炎症が起きます。この細菌感染によって膿がたまった状態を肛門周囲膿瘍といいます。
そして、膿が外に排出されるようになった状態を痔瘻(痔ろう)と言います。
ですから、痔瘻(痔ろう)の猫ちゃんの場合、お通じの改善もしなければなりません。具体的な対策としては次の2点です。
- 動物病院で整腸剤を処方してもらって与える。
- 動物病院で療法食を処方してもらって与える。
そして、下痢のための療法食は、ヒルズの「プリスクリプションダイエット 猫用 i/d」です。動物病院に行っても、このヒルズの「i/d」が処方されるようです。
ねこ茶の家族のグミにゃんは、「便秘体質」なので、残念ながらヒルズのi/dを試したことは無いのですが、ショッピングサイトのお客様の評価を見ると高評価のようです。下痢が長期間続く場合は、一度獣医さんに相談してから「療法食」を与えることも検討してみましょう。
下記は「軟便を解消した」という評価が多い「キャットフード・サプリメント」です
プリスクリプションダイエット 猫用 i/d 500g |
ロイヤルカナン 猫 消化器サポート 500g |
3種類の乳酸菌 ヨーグル2 善玉菌 |
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AMAZONレビュー評価: ★★★★☆[4.0点] |
AMAZONレビュー評価: ★★★★☆[4.5点] |
AMAZONレビュー評価: ★★★★☆[4.5点] |
飼い主さんへのお願い:
- 「なた豆茶」を与える前に、動物病院での診察を受け、先生に相談しましょう。
- 「なた豆茶」を与えて、猫ちゃんの具合が悪くなったり、副作用があらわれたら、すぐに与えるのをやめて動物病院に相談しましょう。
- 「療法食」を与える前に、動物病院での診察を受け、先生に相談しましょう。
猫ちゃんの飼い方に関するページ一覧は下記のリンクへどうぞ
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