初めて猫ちゃんを飼う前の準備

初めて猫を飼う場合には、どんな準備をしたら良いのでしょうか?

グミにゃん:
ねぇ、ねこ茶。
ねこ茶は、どうして私を飼ったの?
ねこ茶:
最初にグミにゃんを飼ったのは、ワシの母じゃよ。覚えておらんか?
グミにゃんは、捨て猫の母猫が家の庭に連れてきたのじゃ。それで飼うことにしたのじゃ。
メイにゃん:
あはは、グミにゃんは「捨て猫」の母猫が連れてきた「捨て子猫」なのね!
ねぇ!ねぇ!私は??
福にゃん:
メイにゃんは、自分で家を出てきた家出猫じゃ。飢えていたから餌もくれん飼い主じゃったんじゃな。
勝手に私の寝床で寝ていたので、面倒を観ることにしたのじゃ。
ねこ茶:
メイにゃんは、人間に殆ど触れられず育ったようじゃ。
だから、今でも人嫌いなんじゃな。福にゃんが面倒を観てくれて良かったのう。
メイにゃん:
私だって今は、人に餌を貰う時、猫パンチしなくなったもん!
もう立派な飼い猫レベルよ。
ねこ茶:
5年でな!
それまで、何度ワシを引っ掻いたかのう・・・。
ねこ茶:
まーまー!
とにかく、メイにゃんも、早く家猫になれると良いね!

始めに猫ちゃんの飼い方を決めます

猫ちゃんのように賢い動物は(個性もありますが)、飼い主さんが、どのように猫ちゃんに接するか(飼い方)によって、飼い主さんに対する態度・接し方が変わります。
人間が猫ちゃんを放って置く時間が長いと、猫ちゃんも人間を頼りにしなくなりますし、多頭飼いをすると一匹で飼う場合よりも人間に接しようという動機は小さくなります。

つまり、ブリーダーなど専門家のアドバイスよりも、貴方が目指す「飼い方」をしている「猫ちゃんの飼い主」のアドバイスが一番参考になるということです。どのような飼い方をするかによって、事前に準備する物も違ってきます(例:ゲージ等)。
ですから、まず、あなたが猫ちゃんを飼うことになる場合、どのような飼い方になるのかを考えてみましょう。

●さて、貴方が猫ちゃんを飼う場合は、どうのようになるでしょうか?
1.一匹(二匹)を家の中で飼う。(避妊・去勢をする)
2.三匹以上を家の中で飼う。
3.一匹または複数をゲージの中で飼う。
4.一匹または複数を家の外で飼う。

上のリストの中で、ねこ茶のアドバイスが参考になるのは1番の場合のみです。2匹の場合でも大丈夫かもしれませんが、3匹以上の多頭飼いを目指している方、ゲージなどで飼おうとしている方は、ねこ茶のアドバイスは参考にならないことが多いと思いますので、その場合は他のサイトで情報を得た方が良いでしょう。

沢山の可愛い猫ちゃんを眺めるのは「可愛い」ですが、飼い主さんと猫ちゃんの密度を濃いものにするには、出来るだけ少数(理想は一匹)の方が良いと思います。一匹の猫ちゃんを大切に可愛がると、次第に人間の振る舞いを覚えたり、人間のような仕草をするようになります。

猫ちゃんは、犬と同じくらいさびしがり屋で、人に懐く動物です

インターネットでは「猫 飼育」という単語が月間25,000件近く検索されています。それに対して「犬 飼育」は約6,000件です。
この結果を見て、ちょっと残念な気持ちになりました。それは、世間の多くの人が、猫は餌を与えていれば自分勝手に生活している動物と認識しているからです。

確かに猫ちゃんには、そんな一面がありますが、それは「飼い主さんを慕っていない」だけです。猫ちゃんは、本来、母猫に対しても強い依存心を持っているので、飼い主さんが猫ちゃんにとって「母猫」のような存在であれば、猫ちゃんは飼い主さんを慕って、鬱陶しいくらいベタベタしてきます。猫ちゃんは、人間の接し方次第で犬のように懐きます。

ねこ茶のグミにゃんも、私の後を付いてくる程の甘えん坊です。ねこ茶が、作業や仕事をしていると、いつもこちらを見ています。また、視線が合うと、パッと立ち上がって「ニャン」と声をかけてきます。

出かける時は、見送りをしてくれますし、家に帰るとすぐに玄関にやってきてひっくり返ります。また、名前を呼べば、尻尾が上がりますし(喜びの表現)、近づいて触れるだけでゴロゴロ喉を鳴らします(嬉しいの表現)。 顔を近づければ、ペロペロと顔を舐めてきたりもします。夜に眠たくなると「早く寝ようよ」とベッドの上でニャーニャ言いますし、寝る時も、もちろん一緒です。
ねこ茶がイライラしていると、それを察して、ねこ茶の足にゴンゴンと頭をぶつけてきて「イライラしないでよ」と訴えてきます。

猫ちゃんが、これほど人間を慕うようになるのは、飼い猫は「一生子猫の感覚のまま」過ごすからだそうです。母猫は、子猫が大きくなると突然、子猫に対して冷たくなり自立を促すようになりますが、人間に飼われた猫ちゃんは、一生飼い主に面倒を観られて生活するので子猫のままというわけです。


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猫ちゃんを飼うための2番目の準備は「十分な時間・暇」です

猫ちゃんが人間に無条件で懐くのは生後2ヶ月くらいまでで、それ以降に初めて人間を見ると怖がるようになります。ねこ茶が、5年間もメイにゃんの面倒を観ているのに、なかなか懐かないのは、このためです。

メイにゃんは、もともと近所の家で生まれた子猫でしたが、飼い主さんがキチンと面倒を観なかったので、人に懐くことを覚えないまま家を飛び出し野良猫となりました。(放って置くと妊娠してしまうので、ねこ茶が罠で捕まえて避妊手術を受けさせました。なんとグミにゃんも、その「近所の家」に捨てられた元野良子猫です。グミにゃんは、同じく捨てられた母猫に連れてこられたのです。)

猫ちゃんはキチンと面倒を観なければ人に懐きませんし、去勢・避妊手術を受けなければ、どんどん増えていきます。不幸な猫ちゃんを増やさないためにも、責任を持って飼いましょう。

猫ちゃんは、人間よりずっと早いスピードで成熟していきますので、「子猫の時間」を大事にして、出来るだけ一緒に過ごしましょう。

猫ちゃんの成長の過程
誕生日 目は閉じていて耳も塞がっている。
耳は頭の下の方についている。
爪を引っ込めることは出来ない。
生後10日 目が開けるようになり、耳の穴も開く。
生後約2週間 乳歯が生え始めて、生後4週間で全部(26本)生え終える。
生後約3週間 目が見えて、耳が良く聞こえるようになってくると巣の外に関心を持つようになる。
耳が頭の上に立つようになり、爪も出し入れできるようになる。
離乳が始まる。
生後4-5週間 離乳して、巣の外に出てくるようになる。
自力で排泄できるようになる。
生後約6週間 爪とぎを覚える。
生後3ヶ月 歯が永久歯に変わり始める。
生後5ヶ月で全部の永久歯(30本)がそろう。
生後7-12ヶ月 性的に成熟する(発情するようになる)。
最初の発情期よりも前に去勢・避妊を終えた方がマーキング癖が残らない。
猫ちゃんは、生後2ヶ月くらいまでの間に、社会性と周囲の生き物との協調性を学びます。この期間に、ウサギなど、本来は狩りの対象となる動物を仲間と認識すれば成猫になっても家族として生活します。
グミにゃんよりも先に飼っていたウサギさんも家の中で放し飼いでしたから、二匹は兄弟みたい一緒に遊び、寝るようになりました。(仲良くならない場合もあるので注意してください)
猫とうさぎ
猫とうさぎ
グミにゃんの場合は、若い時はウサギさんが遊び相手でしたが、ウサギさんが亡くなってからは、とても寂しがり屋になりました。今は、ねこ茶(人間)のみが唯一の家族なので、寝る姿まで人間の格好を真似するようになりました。(グミにゃんは枕を使って寝ます)。
猫の画像
猫ちゃんは賢いので、成猫になってからも生活の様式を変化させていきます。ですから、子猫の時に人間に触れられなかった猫ちゃんも、人間に慣れる可能性はあります。ですが、とても難しく、時間がかかる上、失敗する可能性もあるということは覚えておきましょう。
最後まで人間に懐くことにが出来なかった猫ちゃんは、人が移動するたびに家の中を逃げ回る「家庭内野良猫」となってしまいます。

子猫時代は、人間の赤ちゃんと同様、猫ちゃんにとっても大切な期間ということを認識して、十分時間をつくって、猫ちゃんの相手をしてあげましょう。 猫ちゃんを初めて家に迎えてから最低でも「3~4日間」は、大人が猫ちゃんの面倒を観れる状態が必要です。その期間に、猫ちゃんにはトイレを覚えてもらって、家の環境に慣れてもらいます。環境の変化で、猫ちゃんは脅えていて、疲れていますので、最初は黙って見守る程度にしましょう。

というわけで、猫ちゃんを飼うための2番目の準備は「十分な時間・暇をつくれること」です。(既に人間に慣れている成猫を迎え入れる場合は、多くの時間は必要ありません)
さて、次は、猫ちゃんを迎え入れる際に、具体的に必要な「道具」と「物」を見ていきましょう。

猫ちゃんを飼う前に準備する物と道具

キャリングバッグ 猫ちゃんを迎えてからすぐに病院での健康診断と予防接種があるのでキャリーは最初から必要です。上にも扉があるキャリーは、猫ちゃんの出し入れが簡単に出来ます。猫が大きくなっても使える大きさで、きちんと扉の閉まるキャリーが良いでしょう。
食器・水入れ 家にある食器でも大丈夫。猫ちゃんが食器をひっくり返さないように底が広めの安定感のあるものを選びましょう。動物専用の食器は、陶器やステンレス製、プラスチック製のものがあります。
爪とぎ 最初はダンボール製の爪とぎをお勧めします。爪とぎが無いと猫ちゃんは家の何処かで爪を研ぐようになります。小さいうちに「爪とぎ」を使うことを覚えてもらいましょう。
猫のベッド 市販のものは、色んな種類があります。猫ちゃんが、子猫の場合、今後体の成長に合わせて替えていくことになるので、カゴとバスタオル、座布団などを利用して自作した方が無駄がありません。
キャットフード すでに猫ちゃんが食べ慣れているものがあるなら、最初は同じものを与えましょう。家に慣れてきたら、違う種類・メーカーのキャットフードに替えても大丈夫です。詳しくは猫の餌のページをご覧ください。
猫トイレ 猫ちゃんが成長した後にトイレを変更するのは、とても大変なので、最初に「どの種類の猫トイレ」を使うのか良く考えて購入しましょう。詳しくは猫トイレのページをご覧ください。
トイレの猫砂 最初は細かい粒の猫砂を選びましょう。猫ちゃんが、既に使っている猫砂がある場合は「使用済みの猫砂」を少しもらってきましょう。猫ちゃんは自分の匂いがあると安心してトイレを使います。猫砂の選び方は猫砂のページをご覧ください

猫ちゃんを飼ってから必要になるもの

首輪 猫ちゃんに活発に行動できるようになったら首輪も必要になります。万が一、迷子になった際の迷子札も首輪につけるので早いうちに首輪に慣れさせましょう。首輪は、猫ちゃんが何処かに首輪を引っ掛けた際に「首吊り状態」にならないように、「伸びるタイプ」、「フックが外れるタイプ」のものがあります。安全性が考慮されている首輪を選びましょう。
爪きり 慣れれば人間用の爪きりでも大丈夫ですが、最初は怪我をさせないために猫専用の爪切りを使いましょう。
おもちゃ 子猫や若い猫は、狩りの訓練として「遊び」を行うのでオモチャは必ず必要になります。飼い主さんの手を使って遊ばせる人もいますが、子猫に対して「手を使った遊び」を行うと「手に噛み付く癖」が出来ることがあるので、オモチャを使って遊んだ方が良いと思います。
くし・ブラシ 効率的に毛を取る「ファーミネーター」と呼ばれるものや、シリコン製のクシ、通常のブラシなど様々な種類があります。ブラッシングは無駄な毛を取るだけでなく猫ちゃんとの大切なスキンシップの一つです。機能性だけで選ばず、猫ちゃんが気に入るものを使いましょう。ブラッシングが好きになると、飼い主さんがブラシやクシを持っただけで喜ぶようになります。
猫砂マット ホームセンターなどで売っているベランダ用のジョイントマット等でも代用できます。猫の砂取りマットがあると、猫ちゃんのトイレの後、部屋に猫砂が散らかりにくくなります。
キャットタワー 飼い主さんが本棚やカラーBOXなどを使って立体の遊び場を作れれば、それでもOKです。猫ちゃんは立体移動が好きなので、ストレス発散用にもキャットタワーがあると便利です。

猫ちゃんの飼い方に関するページ一覧は下記のリンクへどうぞ

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